車庫入れの軌跡を、再生ボタン1つで確認
車種と車庫サイズを入れるだけ。前輪の舵角とホイールベースから軌跡を計算し、壁まで何cm空けて入れるかと切り返し回数を出します。車体が壁に触れる操作は「入りません」と答えます。
ホイールベース(前輪と後輪の距離)は軌跡を大きく左右します。カタログの「軸距」の値です。
地図で車庫の位置を指すと、前面道路の幅の候補を出します(歩道を含むことがあるので、確認してから使ってください)。車庫の寸法はメジャーで測るのが確実です。
車体と壁のあいだに、どれだけ隙間を残したいか。ここを変えると必要な切り返し回数が変わります。ギリギリを攻めれば少なく、余裕を取るほど増えます。
切り返しなしで入れる場合に、壁まで最大どれだけ空けられるか
車庫の位置を地図で指してください
ピンをドラッグして、ご自宅の車庫の上に合わせてください。前面道路が青い線で表示されます。
入力した住所と、地図で指した位置の周辺の地図データが国土地理院に送信されます(ピンを動かすたびに取得します)。車種や車庫の寸法など、シミュレーションの入力は送信しませんし、共有URLにも住所や位置を含めません。
住所を検索するか、地図を動かして車庫の位置を指してください。
このシミュレーターでできること
実際に走れる軌跡だけを描く
ホイールベースと最大舵角から車の動きを積分し、後退・前進・切り返しをつないで軌跡を出します。途中で車体が壁や道路の反対端に触れる操作は、途中で止めて「入りません」と答えます。横滑りを前提にした軌跡は出しません。
壁まで何cm空けて入れるかが分かる
切り返し回数は「どれだけ余裕を取りたいか」で変わります。ギリギリを攻めれば0回、20cm空けたいなら2回、ということが起こります。そこで主指標は一発で入れる最大クリアランスにしました。数字がそのまま壁までの隙間です。
前面道路の幅を住所から調べる
一番わかりにくいのが前面道路の幅です。住所を入れて地図で車庫の位置を指すと、国土地理院の地図データにある道路縁から幅を求めます。求めた道路は地図上に表示するので、違う道なら指し直せます。そのまま入力欄には入れず、幅員区分との一致・場所によるばらつき・データの欠けを見た確からしさを添えて、使うかどうかを選べるようにしています。
入らないときは理由を出す
「不可」だけでは打つ手が分かりません。車庫の幅が足りないのか、奥行なのか、道路幅が足りず切り返しても回りきらないのかを分けて表示します。必要な寸法も併せて出します。
使い方
車種プリセットを選ぶか、全長・全幅・最小回転半径・ホイールベースを入力
前面道路の幅は地図から求めて確認(車庫幅・奥行はメジャーで実測した値を入力)
進行方向・入庫方式と、壁までどれだけ余裕を残したいかを選択
「▶ 再生」を押してシミュレーション開始
主な車種の駐車関連スペック一覧
シミュレーターのプリセット値です。実在グレードのカタログ値をもとにしていますが、グレード・タイヤサイズによって最小回転半径は変わります。後輪旋回半径は √(最小回転半径² − ホイールベース²) − トレッド/2 で求めた計算値です。
| 車種 | 全長 | 全幅 | ホイールベース | 最小回転半径 | 後輪旋回半径 |
|---|---|---|---|---|---|
| 軽自動車(N-BOX) | 3.40m | 1.48m | 2.52m | 4.5m | 3.09m |
| コンパクトカー(ヤリス) | 3.94m | 1.70m | 2.55m | 4.8m | 3.32m |
| セダン(カムリ) | 4.89m | 1.84m | 2.83m | 5.7m | 4.13m |
| ミニバン(アルファード) | 5.00m | 1.85m | 3.00m | 5.9m | 4.26m |
| SUV(ランドクルーザー プラド) | 4.83m | 1.89m | 2.79m | 5.8m | 4.24m |
よくある質問
車のサイズ・前面道路の幅・車庫の幅に加えて、「壁までどれだけ余裕を残したいか」で変わります。同じ条件でも、ギリギリを攻めれば0回、余裕を40cm取りたいなら1回、というように変わります。壁まで20cmの余裕を取る前提だと、幅3.0mの車庫へ後退入庫する場合に切り返しなしで入る道路幅は、軽自動車で3.4m、コンパクトカーで4.0m、ミニバンで5.2mが目安です。本シミュレーターは余裕を指定したうえで回数を出します。
住所を入れて地図で車庫の位置を指すと、国土地理院が公開している地図データ(地理院ベクトルタイル)から、その道路の両側の「道路縁」を読み取り、あいだの距離を計算しています。画像から目視で測るのではなく線データの計算です。ただし出てくるのは目安で、そのまま使える値ではありません。道路縁は歩道や植樹帯を含むため、歩道の広い道路では車が実際に使える幅より広く出ますし、カーブや交差点の近くでは場所によって値が変わります。そこで、同じデータに入っている幅員区分との一致、場所によるばらつき、地図データの欠けを見て確からしさを添え、食い違うときは警告と車道側の候補を出しています。表示された値は必ずご自身で確かめてから使ってください。車庫の寸法は地図からは求められないので、メジャーで実測した値を入れてください。
後退入庫なら、壁まで20cmの余裕を取っても、軽自動車は約2.0m、コンパクトカーは約2.2mの車庫幅で切り返しなしに入ります(道路幅5.5mの場合)。全長が長い車は旋回中に車体が入口へ寄るぶん余分に必要で、ミニバンでは約2.8mになります。前進入庫はこれより大幅に広く、コンパクトカーでも約3.4mが必要です。
バック時の車の動きが直感と異なるためです。ハンドルを切ると、後部よりも前部のほうが大きく外側へ振れます。狭い道路で切り返しが必要になるのも、後部が車庫へ向く前に前部が反対側の道路端に届いてしまうからです。本シミュレーターで自分の車の軌跡を繰り返し見ておくと、この動きを事前に把握しやすくなります。
最小回転半径とは、ハンドルをいっぱいに切って旋回したときに、外側の前輪が描く円の半径です。カタログに記載があり、軽自動車は約4.5m、コンパクトカーは約4.8〜5.0m、ミニバン・SUVは5.5〜6.0mが一般的です。ただし軌跡を描くのに要るのは後輪が描く円の半径で、これは √(最小回転半径² − ホイールベース²) − トレッド/2 で求まります。ホイールベース(カタログの「軸距」)が分からないとこの変換ができないため、本シミュレーターでは両方を入力します。
必要な車庫幅が大きく違います。道路幅5.5m・壁まで20cmの余裕という同じ条件で、コンパクトカーが切り返しなしで入るのに必要な車庫幅は、後退入庫が約2.2mなのに対して前進入庫は約3.4mでした。前進入庫は視界が広い一方、旋回に必要な幅を車庫側で負担することになります。住宅の車庫で後退入庫が一般的なのはこのためで、出庫時に前向きで出られる利点もあります。
2026年8月に、切り返しの軌跡が実際の車の動きを再現できていないことが分かり、いったん取り下げました。旧版は切り返しを「旋回円そのものを平行移動する」補間で表しており、これは車体の横滑りを前提にした、実車では走れない軌跡でした。現在は前輪の舵角とホイールベースから位置と向きを積分し、各区間の終了姿勢から旋回中心を取り直して円弧をつないでいます。入庫できると表示した軌跡については、全フレームで車体が壁・道路の反対端に触れないことを自動テストで確認しています。
地図・住所検索・前面道路の幅の算出に 地理院タイル (国土地理院)を利用しています。道路の幅は地図データからの計算値(目安)で、現地の実測値ではありません。歩道を含む場合があります。
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